効率で選ぶなら!コンパクトで使いやすい軸流ファン

送風機(ファン)は形式によって大きく4つに分類されます。遠心送風機、斜流送風機、横断龍送風機、軸流送風機です。このうち、軸流送風機は、非常にシンプルな構造をしており、ケージング内部にプロペラを取り付けたハブが回転して送風します。プロペラは数枚から数十枚のものまで多様です。
軸流送風機は軸方向から吸い込み、軸方向にそのまま送風するもので、大きな風量を産み最も効率が良いファンです。動力が少なくて済み、ランニングコストが抑えられる特徴もあります。
一般に比較的騒音が高く、外からの圧力に弱い欠点はありますが、小型で運搬や取り付けも容易で、ダクト内部などの狭い場所や小面積部分にも取り付けられるなどのメリットがあって、産業用のみならず幅広く使われている便利なファンです。

可変ピッチの高性能軸流ファンとは

軸流送風機は、家庭用換気扇などのように非常にシンプルな構造をしているものから、火力発電所のボイラの押し込み通風まで、幅広く使われています。
ファン内部の羽のピッチ角を自由に変えることが出来る性能を持ったものを可変翼軸流ファンと呼んでいます。この機能を備えたことにより、騒音を抑えることが可能になり、風向きを変えたり、圧力に対応した調整が可能になり、一定の送風が実現できます。
必要に応じて軽いアルミパーツを使用することなどによって、省エネ効率を上げることも出来ます。長時間可動することが求められる送風機にとってランニングコストは重要な問題で、省エネ送風機であれば通常7.5kwの機器が必要とされる場合でも5.5kwで済むなどコストパフォーマンスを高めることができるでしょう。

災害時命を守る排煙用軸流ファン

災害に備えるために建築基準法と消防法によって、排煙ファンを設置することが義務づけられている建築物があります。建築基準法と消防法の解釈が若干食い違っている所もありますが、基本的に無窓階や一定の面積を超えた地下フロアーなどはその対象です。
いつ作動するか分からない排煙用ファンですが、確実に作動することが求められています。(財)日本建築センターによる技術審査に合格したものについては「防災性能評定品」というお墨付きが貰えます。
排煙用ファンには、床上設置型、天井吊型、竪型などの種類があり、ダクトの途中などにも設置できるため特別な設置場所を必要としないものもあります。
この他にも軸流送風機は、鉱山やトンネル工事の排気、船舶の換気、地下駐車場の換気、一般家庭やビルの換気など、幅広い目的で使用されています。